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手術当日(その1)

◎2011/06/21①
手術当日。
朝6時過ぎに看護師さんがOS1を持ってきた。
「眠れましたか~?」
「あ~、あんまり。でも、どうせ今日は寝てるだけですからあ。」
「(笑)それもそうですね。」
測っておいた体温を報告。いつも体温が低くて34度台なんてこともあるんだけど、

今日は36.1度。私にとっては微熱なくらいの温度だけど。
「じゃあ、これ、置いておきますね。9時ころまでにがんばって飲みきっちゃってくださいね。」

初めてのOS1は、ポカリスウェットよりしょっぱい感じ。でもそんなに飲みにくくないかな。

8時頃オットからメール。朝マックして10時半頃に病院にくるとのこと。
まあ、1時間くらいは前に来いということだから、そんなもんかな。

と思っていると、また看護師さんが。
「お部屋、手術前に移動できそうですよ。」
「あ、ほんとですか?あーよかった。自分で荷物運べますね。」

再度オットにメール。「引っ越し早くなったから早めに来て~」
ママにもメール。「お部屋変わるから間違えないでね」

OS1を飲みつつ荷物をまとめ、オットの到着とベッドが用意できたとの連絡を待つ。
今度は通路をはさんで反対側で、東京タワーとスカイツリーが見える方なんだよね。
夜景が楽しみ。

10時過ぎにオットが到着。10時半頃ベッドが空いたとの連絡。
新しい部屋に行ってみると、入り口に近いベッドにおばさまが一人座っているだけで、
あとは空いている!しばらく2人なのかな?と思い、
「今日からお世話気なります・・・・」と挨拶すると、その方はなんと今日退院だそうで、
お迎え待ちとのこと。今日これから手術という話をすると、
「大丈夫よ、手術なんて寝ているうちに終わっちゃうし、翌日から元気に歩けるから。」
そう願いたい。

おばさまが退院し、一人部屋になったが、お向かいのベッドとお隣のベッドにネームプレートが貼られ、
どうやら新しい人が入院してくる様子。よかった。4人部屋に一人じゃねえ。

11時頃にお向かいさんが、11時過ぎにお隣さんが入院してきた。
お向かいさんは31歳、4月に部分切除の手術をしたが、その後の生検で再手術となり、
今回全摘&エキスパンダー挿入手術をするとのこと。
再手術なんてショックだなあ。部分切除にはそういうリスクもあるんだなあ。

お隣さんは44歳で、やはり部分切除の予定とのこと。お母様が乳がんで亡くなったということで、
まめに検査を受けていたらしい。
乳がんって、遺伝するのかなあ。でもうちの家系には乳がんの人はいなかったなあ。

11時半近くなってようやく母登場。りんかい線が事故で遅れて、焦ったらしい。
私も焦りましたよ。

パジャマから術着に着替え、バスタオルも用意し、11時40分頃、もうすぐ手術開始というころに、
びっくりしたことにタマちゃんが来てくれた。
ちょうど形成外科の1か月検診だったとのこと。明るいタマちゃんの登場で、みんなの気分がなごむ。

50分頃、看護師さんが呼びにくる。
いよいよなのね。
みんなでぞろぞろ歩って、手術室に行く用のエレベーターで3階に移動する。
手術室と書いてある扉の前で、
「じゃ、ご家族の方はここまでで」
「あ、はい。」
「がんばってね。」
「うん、じゃ、行ってくるね。」

緊張する。けど、かろうじて笑顔。を作ったつもり。
手術室のドアが開く。(続く)

by himeko-ribbon | 2011-06-21 23:45 | 入院中